摩訶山般若院 水宮神社へようこそ:伝説の宝庫・水子供養

水宮神社の6柱の御祭神

天照大神(あまてらすおおかみ)

日本の神々の最高神、太陽の女神で日の恵みを与えてくださる神様

素戔鳴命(すさのおのみこと)

天照大神の弟神で厄除、諸難除、縁結びの神様

木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

霊峰富士山の御祭神で安産、子育ての神様

誉田別命(ほんだわけのみこと)

別名応神天皇、八幡神社の御祭神で国家鎮護健康、開運の神様

大國主命(おおくにぬしのみこと)

出雲大社の御祭神で縁結び、農業、医療等の神様

罔象女神(みずはのめのかみ)

水や雨を司る神様

御紋

水宮神社の歴史

扁額

水宮神社に現存する般若院文書(富士見市有形文化財指定)によりますと、室町時代に京都聖護院を本山派とする修験寺(摩訶山般若院と号した)として創建されたことがわかります。

般若院では、加持祈祷をはじめ地域住民の人生相談相手となり、人々の生活と深く関わっていたようです。また教育の面でも寺子屋を営み地元の教育指導に大きな役割をはたしてきました。

明治初年の神仏分離令を機に天照大神ほか五柱を奉斎する水宮神殿となり平成5年に社名を水宮神社と改め今日に至っております。例大祭は毎年4月29日です。


水宮神社を知るための 3つのキーワード

キーワード1 摩訶山般若院

京都聖護院を本山とする修験者(山伏・法師)で「摩訶」とは「大きなこと」、「優れていること」の意味。「般若」は「大乗仏教の根本思想を説き真理をはっきりと見ることのできる知恵」という意味です。
今でも神仏習合の面影を残す珍しい神社といえます。

キーワード2 神仏分離

江戸時代以前は神道と仏教の境界は曖昧で、お坊さんが神社の宮司をすることもありました。
明治新政府により、神道と仏教ははっきりとわけられることになります。
水宮神社も摩訶山般若院という名称から水宮神社に改称し、あらたに5柱の神様を合祀しました。

キーワード3 地名(字名)・水子

水宮神社は富士見市水子にあります。
昔、この村に住む生娘が何者かに犯され妊娠していることがわかりました。
両親は大層嘆き、法師に願を掛けてもらったところ、不思議にもたちどころ水になってしまったという言い伝えがあり、ここから水子という地名となりました。
古くから水子供養を行っている地でもあります。


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